<概要> 放射線防護の分野では、被ばくにより生じる可能性のある障害の大きさを防護基準としている。防護実務における被ばく線量としては生ずる障害の大きさを表す等価線量、実効線量が用いられる。等価線量は、器官・組織の吸収線量に放射線荷重係数と云われる器官・組織のミクロ的にみたエネルギー吸収の仕方による障害の起こし易さの係数を乗じた線量である。係数の数値としては、現在は放射線の種類やエネルギーによって1,5,10,20のいずれかの数値が与えられている。一方、放射線感受性は人体の各器官・組織によって異なる。全身が均等に被ばくすることもあるが、多くの場合は不均等被ばくである。この場合、器官・組織ごとの等価線量を論ずるよりは、被ばくした各器官・組織の放射線感受性の係数を等価線量に乗じて合計し、全身が均等に被ばくした場合に換算した線量として一元的に論ずることが便利である。この係数を組織荷重係数、全身均等被
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