国家戦略特区に5回提案して、4回通っている、認定NPO法人フローレンスの駒崎です。 先日、「加計学園問題は、本当に問題なのか」という記事で、自身の経験を振り返り、加計学園問題が原因で特区での改革にブレーキが踏まれる懸念を示しました。 【悪者になる国家戦略特区】しかし、悪い予感は的中するもので、民進党は「国家戦略特区廃止法案」提出へ。加計学園の獣医師学部新設の妥当性が、国家戦略特区制度自体の妥当性に話がすり替わってしまいました。 そこで、おそらく国家戦略特区制度を日本で一番活用してきた立場から、巷で言われている「疑惑」について、改めて説明の補助線を引いてみたいと思います。 【内閣府が急かすことは悪いことか】今回、加計学園の案件において、内閣府が「平成30年4月開学を前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。官邸の最高レベルが言っていること」と文科省のお尻を叩いたことが問題