「虎に翼」多岐川幸四郎役・滝藤賢一インタビュー「多岐川がどんな行動をとるにせよ、その理由は自分の中で納得してから演じたいと思いました」 寅とも子こ(伊藤沙莉)の上司である、最高裁判所家庭局長の多岐川幸四郎。趣味・滝行、口ぐせは「愛だ!」――裁判官の中でも久藤(沢村一樹)と並ぶ変わり者ですが、その根底には、戦災孤児を救いたいという情熱があります。 家庭局事務官と特例判事、二足の草鞋わらじで奮闘することになった寅子を見守り、叱しっ咤た激げき励れいする多岐川を演じるのは、滝藤賢一さん。多岐川という人物をどうとらえているか、また、演じる上での俳優としての“格闘”について語ってくれました。 多岐川は孤児たちを見たとき「これが、俺が生かされた意味だ」と感じた ――多岐川は突とっ飛ぴな言動もありますが、家庭裁判所設立や戦災孤児救済に対する並々ならぬ使命感を持った人物として描かれています。滝藤さんは多岐川