HOME > バックナンバー > 11/11月記事 セシウム137、動物・細胞実験で長期照射の影響を検証 ガン抑制から延命まで、「セシウム137」の真実 東京都狛江市にある電力中央研究所・放射線安全研究センターでは、1998年に低線量率放射線長期照射設備を設置し、セシウム137(ガンマ線)を線源とし、動物および細胞実験で低線量・低線量率放射線照射の影響の検証と機構解明の研究を進めている。 放射性物質が発する放射線、適正な範囲で身体に好影響 「セシウム137でガンにかかりにくくなる」。こういうと、セシウムでガンリスクが高まるとマスコミにさんざんに脅かされてきた人々は、とても信じられないと眉をひそめることだろう。さらに、ガン抑制だけではない、「寿命も延ばす」とでもいうと、驚天動地だ、そんな話は聞いたことがない、と顔しかめるだろうか。 電中研・放射線安全研究センターでは、700匹のマウスを同時照