要点 地球上に豊富に存在する元素(炭素、窒素、鉄)からなる新しい光触媒を開発 太陽光をエネルギー源としてCO2を有用な炭素資源に変換 貴金属や稀少金属を用いた従来の光触媒と同等の性能を実現 概要 東京工業大学 理学院 化学系の石谷治教授、前田和彦准教授、栗木亮(大学院生、日本学術振興会特別研究員)らは、フランス パリ第7大学のマーク・ロバート教授らの研究グループと共同で、JST 戦略的創造研究推進事業 CRESTの国際強化支援のもと、有機半導体材料と鉄錯体から成る光触媒[用語1]に可視光を照射すると二酸化炭素(CO2)が、有用な一酸化炭素(CO)[用語2]へ選択的に還元されることを発見した。 これまで開発されてきた高効率CO2還元光触媒は、ルテニウムやレニウムといった貴金属[用語3]や稀少金属を用いたものがほとんどだったが、今回開発した光触媒は、これら金属を全く使わずに、ほぼ同等の光触媒性
概要 東京工業大学地球生命研究所(ELSI)[用語1]愛媛大学サテライト(地球深部ダイナミクスセンター(GRC))の土屋旬准教授と米国コーネル大のマイナック・ムカジー博士は、地球マントル下部において安定な新しい含水鉱物[用語2]であるH相[用語3]の構造と弾性的性質を理論計算により解明しました。 地球のマントル(深さ30-2900キロメートル)[用語4]には、地表付近に大量に存在する水の一部が、プレートの沈み込みにより含水鉱物としてもたらされます。2013年、土屋准教授はプレートにより運ばれた含水鉱物が下部マントル[用語5]付近において新たな含水鉱物(H相)へと変化(構造相転移[用語6])するという理論予測を発表しました(図1)。この理論予測を受けて2014年に、愛媛大の実験グループは超高圧装置MADONNAを用いた実験や、世界最大放射光施設SPring-8での放射光その場観察実験に基づき
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