<あらすじ> ・弓は勝手に返るもの ・弓返りは『素振り』が必要 ・弓の下を回してやる <あらすじここまで> 前回は弓返りの効果についてご説明しましたので、今回は実践編として練習方法をご紹介します。 ■回るのが得意な弓と、不得意な弓がいる。 弓返りにはまず弓を選ぶ必要があるんです。弓にも出来不出来と個性があり、 使用していくうちにどうしても射手のクセにより変形していき、弓もクセをもってしまいます。 射手のレベルが高ければある程度クセをカバーすることも出来ますが、 まずは弓返りに適した弓を探しましょう。特に難しいことではありません。 ①弦を張った時、矢を番える所(中仕掛)が弓の右端ギリギリを通っている。 ②素引きをした時に、弓手親指が的方向に必要以上に倒れていかない。 まず①については、左右のバランスを確認しています。弦を調整しない状態で右端を通っていない場合、弓の回転運動が弱く、回りづらい弓