封じ手の次、▲67銀のところ(図)は手が広いので夢に出てくるほど一晩考えましたが、先手にとって嬉しい展開は見つけられませんでした。本譜の▲67銀は金銀が逆形なので嫌な感じはしたものの、具体的にどう攻められるかが不明だったので選択。しかし△77桂打で逆形を突かれてしまうんですね。。。 こうして見ると矢倉と雁木の性能の差が良く出た局面で、先手の右桂は目標がないので跳べない。後手は▲77銀取りに桂を跳び、取られる間に一仕事する。矢倉と違って△45歩から△33角の活用がある。うーむ、やはり矢倉は古い戦法なんでしょうか。桂と引き換えに歩を2枚もらうような仕掛けが普通に見られるようになったのは以前にも書きましたが、自分は昔ながらの桂得のほうが大きい、という考えからなかなか離れられません。なので桂で攻められても怖くない、という考えになってしまい、雁木の流行にも懐疑的だったんですが、時代についていけてない