当時の米国がジレンマとして抱えていた存在である。 そもそも大陸間弾道ミサイルにおいてはソ連に先行され、必死に追いかけた。 だが2000年代あたりまではこのミサイルギャップ、1970年あたりまでは明らかに米国のほうが配備数が多く、ソ連を圧倒的に上回っているという記述が日本の軍事関係の書籍によって散見される。 しかし現実で米国は1970年代後半あたりまでは「ソ連のほうが大陸間弾道ミサイルにおいては上」と議会内含めて評価されていた。 では真実としてはどうなのか?ということである。 これについては「性能」という側面と「汎用性」というもう1つの側面から語らねばならない。 まず性能については現時点でも長距離弾道ミサイルにおいてはソ連のほうが上回っている。 コスト、命中率の双方が圧倒的であるからだ。 最近じゃ真面目に米国内ですら「ロシアのエンジンを利用した大陸間弾道ミサイル」とかが本気で考案されていたり