食物の誤嚥による窒息死、1月1日に最多 73%が75歳以上 筑波大学研究チームが解析 大学ジャーナルオンライン編集部 筑波大学医学医療系ヘルスサービスリサーチ分野・ヘルスサービス開発研究センターの田宮菜奈子教授、岩上将夫助教、谷口雄大・同大学院博士課程1年らの研究チームは、日本の死因統計である人口動態調査死亡票のデータを2次的に活用し、全国での食物の誤嚥による窒息死の特徴を解析した。 解析の結果、食物の誤嚥による窒息死は、73%が75歳以上の後期高齢者で、暦日の中では1月1日(平均71例)が最も多く、次いで1月2日(同55例)、1月3日(同45例)と続き、研究期間中の1日平均発生数(同13例)を大きく上回ることを示した。発生場所としては、家が57%で最多、次いで居住施設18%と続いた。また、標準化死亡比は新潟県で最大(1.38)、京都府で最小(0.60)だった。 研究チームは、今後、高齢化
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