自由についての解釈 ➀ 自由とは運命に逆らわないこと(エピクテートス) 自由を巡る究極の答えの一つが、運命に逆らわないこと。 全てを受け入れてしまえば不自由は消滅し、究極の自由を手に入れることができます。 このような考え方をしたのは、古代ギリシアの哲学者・エピクテートスです。 彼は自制心や忍耐力を鍛える禁欲主義・ストア派の哲学者。 自由とは、自然の摂理によって生じる物事に同意することであると説き、思い通りにならないことも全て受け入れることで真の自由を手に入れられるとしました。 ➁ 自由とは好きなようにすることではない(スピノザ) 自由とは強制されないこと=自分の好きなようにできることと考える方も多いのではないでしょうか。 しかしそれは厳密には自由であるとは限らないと考えたのはスピノザです。 スピノザはその著書『神学・政治論』でこのように述べています。 奴隷とは、命令に従って行動する者であり