だから、この提案を受けたPTA本部は学校側と相談し、さっそくPTA便りや学校のホームページで積極的に広報しよう、という流れになるかと筆者には思えたのだ。 ところが、その提案はPTA関係者の間で見事に握りつぶされてしまった。本人はその理由をはっきりと教えてもらえなかったそうだが、人づてに聞いたところでは、「ベルマークという良き伝統をやめることにつながるのはまかりならん」「苦労することが美徳で楽をしようとすることはよくない」「PTAの先輩方にも合わせる顔がない」という話になったらしい。 画期的な提案をスルーする「PTAの教義」 さて、話は少し脱線するが、みなさんは、若者が駅前などに立って街頭募金を集める行為をどうお考えだろうか。そんなことをするくらいなら、アルバイトをして得たお金を寄付したほうが時間効率はよいはずだ、という意見を耳にしたことがある人もいるだろう。 これに対する反論として、そもそ
![PTAの「ベルマーク集め」が、非効率なのに無くならない根本原因(大原 みはる) @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f2e65ff8efefc6d54c703ed53a9d02a0d4bc598/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Ff%2F1200m%2Fimg_0fccbd8e2707909cf56f309129d9c50c80296.jpg)