「いい体してるね」 夏の須磨海岸(神戸市須磨区)で若者2人が声をかけられた。「いい体」なのは当たり前。2人は屈強な消防士なのだから。一昔前ならば、この言葉の次にくるのは「自衛隊入らない?」だろう。しかし、実際は「アダルトビデオ(AV)に出演しないか」だった。8月6日、大阪府四條畷市消防本部のいずれも20歳の男性消防士2人がAVに出演し、現金の謝礼を受け取っていたという珍しい不祥事が発覚した。2人は須磨海岸で撮影関係者から“スカウト”され、その日のうちに撮影に参加していた。「軽い気持ちで出演してしまった」という2人は停職6カ月の懲戒処分となったが、ちなみに出演したのは、その世界では有名なゲイ向けの作品だった。スポットは「男性」、モザイクなし 四條畷市消防本部によると、処分されたのは、本部警備課と市消防署田原分署の消防士。2人は昨年8月9日、遊びに来ていた須磨海岸で、AVの撮影関係者を名乗る男