大分市立中学校の40歳代女性教諭が、夏休みの宿題を提出しなかった3年男子生徒を約40日間にわたり、廊下で授業を受けさせていたことが分かった。市教育委員会は「生徒の学習を阻害していた」として、処分などを検討している。 市教委によると、生徒は始業式のあった9月3日に宿題の一部を提出しなかった。教諭は他の未提出の生徒とともに、放課後に居残りをさせて約1週間指導したが、生徒は最後まで提出しなかった。 このため、同10日から、廊下に机と椅子を置き、開いた窓から教室をのぞくように授業を受けさせた。校長や他の教員も指導の一環と受け止めて黙認。今月19日に保護者が学校側に抗議するまで続いたという。