現在下関市で開催中(5月12日まで)の「人体の不思議展」を見てきた。 新技術で作られた「プラストミック標本」の人体、各器官などが展示されている。 これまでのホルマリン漬けなどではなく、人体が常温でそのまま観察できるというもので、例えば全身を左右半分に切断して中の組織を観察できるようにした標本などを見ることが出来る。 ほかに解剖図などはあるものの本当にこればかりだった。 主催者は「プラストミック標本を観覧していただく場を広く提供すると同時に、人間の身体の仕組みを理解し、自身の身体と照らし合わせて様々な事を感じ、考えていただくこと」を主旨と説明している。(ちなみに主催者は実行委員会となっているがどういう組織なのか全く分からない) 当初、ここまで人体標本がメインの展示だと思っていなかったのもあり(森美術館の「医学と芸術展」ほどの美術性を期待していたわけではないが)、 対象物やこの空間と自分との乖