アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ。彼の天才的マーケティング能力と急速な基礎的技術の進化によって、アップルは急成長を遂げた(写真は2007年)。 David Paul Morris/Getty Images 最近、私は自分のブログで、達成不可能な技術をゴールに設定して不正に7億ドル以上を調達し、その後会社自体が消滅したことで話題となったセラノス社の創業CEO、エリザベス・ホームズとスティーブ・ジョブズを比較した。 関連記事:シリコンバレーの「詐欺」と「破壊」の一線——あるスタートアップの栄光と没落から考える 19歳の若さでスタンフォード大学をドロップアウトしセラノスを起業したホームズは、15年近くもの間、投資家や事業パートナーを偽り続け、豪華な本社を一等地に建設、元米国務長官のヘンリー・キッシンジャーや元米労働長官のジョージ・シュルツなどの重鎮を取締役としたが、結局そこには技術の裏打ち