ブックマーク / tojikoji.hatenablog.com (2)

  • 【書評】中国のSF作家はどれだけ未来を見ているんだよ…『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』 - Under the roof

    折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036) 作者: 郝景芳,ケンリュウ,牧野千穂,中原尚哉,大谷真弓,鳴庭真人,古沢嘉通 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/02/20 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 『紙の動物園』『母の記憶に』の両方がとんでもなく面白かったケン・リュウが選出したSF短編集。で、これもまた全作品ハズレなしの最高の短編集だった。 そもそも中国SFとはなんぞやと。SFの世界に中国風のドラゴンや拳法とかが出てくんのかななんて安易な発想してたんだが、こんな想像に対して書冒頭においてケン・リュウ自身が「序文」として、 “100人のさまざまなアメリカ人作家や批評家に、"アメリカSF"の特徴を挙げるよう頼むところを想像してみてください──100の異なる回答を耳にするでしょう。おなじこと

    redra22
    redra22 2018/06/21
  • 最高・最強・最終◆上田岳弘『太陽・惑星』 - Under the roof

    太陽・惑星 作者: 上田岳弘 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/11/27 メディア: 単行 この商品を含むブログ (38件) を見る 昨日の投稿の続き。 昨日の投稿はこちら。 tojikoji.hatenablog.com ◆惑星 作中でも触れられてるけど、映画「マトリックス」の機械に繋がれてる人類の話。 「最高製品」という端末に身体を繋ぐことにより、全人類が連結し、巨大な夢を見る。肉体は最高製品に管理され、世界の均衡は常に保たれた状態になる。 「最終結論」という、全知全能の精神科医が、「最強人間」という「最高製品」を世に送り出す人物に対して出すメールを読む形式でストーリーは進む。最高とか最強とか出てきてよくわかりにくいが、要は全知全能の能力を持つ「神」のような存在が、最強の頭脳や能力を持つ「人間」と対決する、という構図。 ただ、対決といっても直接のやり取りは全然なくて、

    最高・最強・最終◆上田岳弘『太陽・惑星』 - Under the roof
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    redra22 2016/06/30
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