アイドルにとって、ファンとは有り難いものだ。彼らがCDやDVD、あるいはグッズを買って落としてくれる金で、グループは収益を高め、それはメンバーの給料、あるいはプロモート、次のイベントへ還元されていく。また、ファンレターやSNSのコメントで勇気づけられたり、支えにしているメンバーも本当に多い。今でももう7~8年前の現役時代にもらったファンレターを、大切にファイリングしている元アイドルもいる。 しかしながら、最近になって『ヲタ斬り』というキーワードがアイドル業界周辺で飛び交いだしているという。きっかけは2014年5月のAKB握手会襲撃事件(入山杏奈・川栄李奈が負傷した事件)だが、先ごろ裁判になった女子大生シンガー傷害事件で、改めて浮き彫りになった形だが、その裏には、単なるセキュリティの問題だけではなく、その後の芸能活動を見据えた上でも必要とされてきているという流れになっている。 どういうことか