日本で初めて病院内に開設された障害者福祉施設「PICFA」。ここでは知的障害や自閉症、ダウン症などの障害のある方20人ほどが創作活動を仕事にし、社会と繋がっています。活動内容は、絵画やデザイン、オリジナルグッズ制作、またイベント企画や実施など。創作されたアート作品は、ショッピングサイトで購入することもできます。 施設長の原田啓之さんは、知的障害のあるお兄様との幼少期のある経験から福祉の道へ進み、PICFAを立ち上げました。ママスタセレクトでは、原田さんにインタビューを実施。第1回では、原田さんが知識障害のあるお兄様と過ごすなかで学んだことについてお伝えします。 知的障害の兄とともに育った、壮絶な少年時代 ――原田さんが福祉の道に進み、PICFAを立ち上げたきっかけは何だったのでしょうか? PICFA施設長 原田啓之さん(以下、原田さん):きっかけは、知的障害のある兄の存在です。幼い頃から、