練習後のけんかから同僚DF岡本拓也(19)の左肩を蹴り、全治3週間のけがを負わせた浦和の日本代表FW原口元気(20)が18日、1週間の謹慎処分が解け、クラブハウスで会見した。練習を再開したが残りの天皇杯は欠場し、今後はスポンサーへのおわび行脚や社会奉仕活動などを行うことが決まった。 原口は「幼稚な行動で迷惑をかけた。二度とないように生活から改めたい。まともな人間になれるように」と目に涙を浮かべながら深々と頭を下げた。クラブには原稿用紙5枚の反省文を提出。謹慎中は岡本の家族にも謝罪を続け、ユース時代の指導者から熱心に話を聞き「これから態度で示したい」と誓った。 「クラブの責任はきわめて重い」とした橋本光夫社長は自身の給料の一部を返納する。今後は外部の有識者を招き、選手の人間教育に力を入れて再発防止を図る。 【関連記事】 横浜M、京都、浦和などが8強入り…天皇杯 ペトロヴィッチ新監督