戦国時代を生き抜き天下を手にし徳川幕府を開いた初代将軍・徳川家康。令和5年の大河ドラマ『どうする家康』ではどんな家康像が描かれるか楽しみです。 「織田がつき 羽柴がこねし天下もち 座りしままに 食うは徳川」という狂歌は有名。「タヌキじじい」とあだ名されるように老練なイメージがありますが、その人生は苦労と忍耐の連続でした。 三河の田舎の弱小大名の子として生まれた家康は、6歳から19歳までの間、人質として苦渋の生活を送り、「三河の宿無し」と揶揄されることもあったとか。 でも、この苦労と忍耐の日々は家康の「忍耐強い」という最大の長所づくりに大きな影響を与えたといわれています。 家康は「東海一の弓取り」と評されるほどの戦上手でしたが、三方ヶ原での大敗北&脱糞事件、愛息・信康の切腹、決死の伊賀越え・・・など戦国時代には何度もピンチに陥りました。 三方ヶ原での敗戦の戒めとして描かせた「しかみ像」(『徳