「まアお聴きな、朝むつくり起ると手習(寺子屋のこと)のお師さんへ行てお座を出して来て、夫(それ)から三味線のお師さんの所へ朝稽古にまゐつてね、内へ帰つて朝飯(あさまんま)をたべて踊(おどり)の稽古から御手習へ廻つて、お八ツに下ツてから湯へ行て参ると、直にお琴の御師匠さんへ行て、夫から帰て三味線や踊のおさらひさ。其内二、ちイツとばかりあすんでね。日が暮れると又琴のおさらひさ」(式亭三馬の『浮世風呂』より) わかりにくいが、なんだかすごく忙しそう。ちょっとタイムスケジュールにしてみます。 <早朝 (注 朝ごはん前)> 寺子屋へ行って、自分の机の準備。 余談ですが、寺子屋で使う自分の机は入学時に持参したもので、以後、寺子屋へ通っている間“マイ机”を使用しました。寺子屋での授業が終わったら教室の隅に積み上げ、翌朝、授業の始まる前に“マイ机”を引っ張り出してきました。 入学あいさつをする母と子。画像
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