宇宙世紀0090年代に開発された、ネオ・ジオンのNT専用試作型MS。当時のネオ・ジオンは生産能力をα・アジールに振り向けていたことから、本機は量産機であるギラ・ドーガのムーバブルフレームをもとに設計される[6]。 アナハイム・エレクトロニクスのグラナダ工場が開発を担当し[7]、前駆となるギラ・ドーガ(サイコミュ試験タイプ)[6]を経て完成する。 ギラ・ドーガ自体はサイコミュの搭載を想定した設計ではないため、新開発のサイコフレームを採用することでサイコミュ機器の小型化と同時に追従性を高め[7]、特定の部分では要求性能を達成している[8]。また、ギラ・ドーガの1.6倍の出力を発生するジェネレーターを採用し、アビオニクス配置も改変[7]。同時にチタン合金セラミック複合材からガンダリウム合金製装甲材への変更といった改修によって[6]、通常のMSと比較しても高い性能を発揮するに至る[7]。しかしなが