11月末で定期運転を終えた初代新幹線「0系」の引退式典が14日、JR博多駅であった。12月に入り3日間だけの「さよなら運転」の最終日で約1600人のファンが集まり、夢の超特急として昭和の高度経済成長を象徴した「団子っ鼻」に最後の別れを告げた。 さよなら運転は、1999年以降各駅停車の「こだま」として運行されてきた0系を「ひかり」として復活させる企画。 「さよなら」と語呂合わせの最終列車「ひかり347号」は午後2時56分、約2800人が詰め掛けた新大阪駅を出発。同6時1分、雨にぬれた0系が博多駅のホームに姿を現すと、報道陣や鉄道ファンのカメラのフラッシュが瞬いた。=2008/12/16付 西日本新聞朝刊=