図2●独自作成したDBアクセス・モジュールの主な機能 1つのデータベースを複数のサーバーに分割する「クラスタリング機能」と,テープからリストアする際にダウン直前までの状態を復元する「ロールフォワード機能」を独自に作成した 検索処理で時間がかかるのは全件検索であり,一般的に全件検索ではディスクI/Oがボトルネックになりやすい。NTTデータが作成した「DBアクセス・モジュール」を使えば,ディスクを共有しないクラスタリング構成が実現でき,ディスクI/Oを分散できる。DBアクセス・モジュールは,参照時には複数のサーバーにSQL文を発行し,それぞれの結果をマージして返す機能がある(図2左[拡大表示])。 また,DBアクセス・モジュールにはデータの更新時に2台のサーバーにSQL文を発行する機能があり,データを2重化させることができる。2重化しておけば1台のディスク装置が壊れても,もう一方のディスクで処
