JR東日本が減便した区間。赤が3割削減、茶色は5割削減、オレンジは1割削減 Business Media 誠 杉山淳一の時事日想:【画像:荒療治でダイヤを回復する京急電鉄、ほか】 東京の鉄道は雪に対してもろい。2013年2月6日、東京圏のJR東日本の列車は雪の影響を見越して大幅に減便し、その影響で都内各駅は大混乱となった。まるで災害帰宅時のような大混雑。ホームは人で埋め尽くされ、危険防止のため改札口では入場制限となり、駅の外にも長い列ができた。しかし、線路に雪が被るほどの積雪はなかった。雨の日とほぼ同じ。スカスカの線路に減便された電車。そして大混雑が発生して列車は遅延。 そもそも、この日、減便する必要はなかったのではないか。 結果論で言いたい放題、という見方をされそうだが、私はこの事態に「鉄道の運行管理システムの弱点が露呈した」と思えた。●間引き運転の実態と判断ミス その日、JR東日本の処