投資信託は、高い収益を期待して行うもの──。そんな「常識」を否定しながら独自の金融商品を提案し、高い評価を得ている鎌倉投信。宣伝はしていないのにもかかわらず、個人投資家は着実に増え続けている。それはなぜなのか? 鎌倉投信が目指すものとは? 代表取締役社長の鎌田恭幸(やすゆき)氏に訊いた。 なぜ社屋は鎌倉の古民家なのか? 鶴岡八幡宮、三の鳥居の前から東へ歩いておよそ10分、閑静な住宅街の奥に築80年の古民家が現れる。ここが鎌倉投信の社屋だ。なぜ鎌倉に、しかも古民家を会社の建物に決めたのか? 鎌倉投信の社屋。ここだけ、ゆったりと時間が流れているような雰囲気だ 鎌田氏は、日系や外資系の信託銀行で、20年以上にわたって資産運用を担当してきた。だが、2000年以降、より短期的な利益を得ようとする金融業界は長続きしないと感じる。一時はNPO活動にも目を向けたが、金融が健全にまわらないと社会がおかしくな
【増永】 鎌田社長が現在の鎌倉投信を設立するまでに、どのような経緯をたどってこられたのか教えてください。 島根県大田市出身で、上京し都内の大学へ進学。卒業後の就職先はある日系信託銀行でした。バブル絶頂期の1988年入社で、入社後いきなり本社証券部門に配属となり経験を積んだのです。その後は運用部門へ配属され、11年在籍していました。 そしてイギリスの大手金融グループ バークレイズ銀行の子会社にあたるアメリカの資産運用会社―バークレイズ・グローバル・インベスターズ(以下、BGI)に転職し、2008年1月末まで9年ほど在籍していたのです。 その後独立をいたしました。 ● 起業前に一度転職されていますが、その経緯はどのようなことがあったのですか。 最初の勤務先である信託銀行にいた頃、某企業の年金資金の受託コンペがありました。当時、1,000億円ぐらいの資産をめぐってのコンペが、勤めていた信託銀行と
日々刻々と被災地の惨状が明らかになるにつれて気持ちは重くなり、原発の問題は社会不安化しています。 しかし、今、個々に大変な状況にも拘わらず、色々な方から鎌倉投信へ応援のメッセージを頂くに度に「僕らが落ち込んでどうする、見えないリスクを必要以上に心配している場合ではない」という思いで一杯です。 健康で仕事ができるのであれば、己の役割責任を”今”120%、150%のパワーで遣りぬく、それが震災の復興に貢献することに繋がると考えるべきではないでしょうか。 昨晩、苦楽を共にしたかつての同僚と電話で話をしました。彼は、9.11、リーマンショック等、いかなる過酷な状況においても決して目の前の事象から目を背けることなく、自己の責任を貫いてきた人間です。 その彼が「僕らは今試されている」「今、肝を据えて、やるべきことをきちんとやることが大切だ」と言っていました。 その通りだと思いました。 鎌倉投信であれば
そのお応えはこうでした。 まずは、「自分の家のつもりで仕事をする」のだそうです。 住む人の気持ちになって仕事をする、このことを親方から散々に叩き込まれたとおっしゃってました。 次に、家やお金の「大小で仕事に色をつけない」ことだそうです。 まさに今回のタイトル「神は細部に宿る」です。つまり小さな仕事、些細な仕事を一生懸命できる人は大きな仕事もできるというのです。大きな仕事は小さな仕事の積み重ねだからねと、笑顔でおっしゃってました。 そして、一つ一つ「粘り強くこつこつとやること」 瓦や屋根、家の周りの自然環境を考えながら仕事をするためには、急いではだめなのだそうです。当然と言えば当然ですが、現実にはなかなかできることではありません。 工期や予算がある中で手を抜こうと思えばいかようにでもなるのです。しかし、プロというのは、誰が見ていようが見ていまいが決して手を抜くことはないのです。 「土台が大切
「上に立つ者の条件」の著者、江川淑夫さんは私にとって人生の大先輩であり、経営者として良き指導を下さる先生でもあります。 当時、上場企業の中で最年少取締役に就任され、グローバルな事業展開、数々のM&Aを手掛けてきた兵です。今は現役を退き、個人でコンサルティングを行われていますが、70歳半ばのご年齢とは思えないほど明晰で物事の本質を捉える眼力には敬服します。 このところ数カ月に一回程度、経営全般について厳しいご意見を頂きながら勉強させてもらっています。金融機関の経験しかない私にとって、製造業の現場で世界を相手に数々の修羅場を経験してきた江川さんのお話は私の未熟さを補う貴重な財産だと思っています。 今日も、資産運用部長の新井と一時間ばかり鎌倉投信の経営や企業評価の視点等について指導を受けてきました。 江川さんとのやり取りは常にFAXか手紙。 事前にお送りする資料には何度も目を通し、オフィスに行く
今朝の鎌倉は雪景色。 流石に寒く朝方はかじかむ手を温めながら仕事をしていました。 話は変わりますが、今月末26日の説明会には、わざわざ京都からご参加下さるお客様がおられます。 お母様もご一緒ということでとても有りがたいことです。 実は、その方の高校生になるお子様も自分で投資を始めたいとお年玉で口座を開設して下さいました。そして、このように鎌倉投信からの便りを楽しそうに読んでいるとのことです。 「貴社からの連絡を、楽しそうに読んでいる高校1年生の息子を見ていると、かなり不思議な気分になりますが、とてもすてきな社会勉強の材料を与えてくださったことに感謝しております。」 「結い 2101」を通じて、未来の大人たちのためにも何か価値あるものを残したい、夢や希望を伝えたい。このメッセージを読みながら改めてそんな思いを呼びさましました。 お客様に励まされます。 ありがとうございました!
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