[東京 25日 ロイター] セゾン投信は2014年度に10万口座、純資産残高で1500億円を目指す。25日、メディア向けの運用報告会で中野晴啓社長が明らかにした。同社の口座数は24日時点で約4万9000件、純資産残高は25日時点で450億円を突破した。 中野氏は運用開始から5年を振り返り「ファンドへの資金流入は継続しており、残高では直販独立系の中で頭が抜けている。ビジネスモデルとして安定軌道は作れた」と評価した。 5年目に目指していた単年度ベースでの黒字化は、損益分岐点である残高700億円に達せず、かなわなかった。円高などの影響でマイナス運用となったほか、資金流入のペースも月10億円程度であるため。ただ販売額ベースでは既に600億円を超えており、円安傾向の進展や市場のポジティブな動きから資産価格が2割程度上昇すれば、12─13年の間には黒字転換の可能性は高いとみている。 中野氏によると、直