【ロカルノ(スイス南部)=平本秀樹】スイスのロカルノ映画祭事務局は10日、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズなどを手がけた富野由悠季監督(67)に名誉豹(ひょう)賞を贈ると発表した。 授賞理由は、「ロボットに、それまで見られなかった悲哀感を持たせるなど、ロボットの表現に革命を起こした」というもの。 現地を訪問中の富野監督は本紙に対し、「表彰が20年遅いとうぬぼれているので、賞には、それほど関心はない」とコメントした。 授賞式は10日夜(日本時間11日早朝)、日本アニメを夜通し上映するイベント「マンガ・ナイト」で行われる予定だ。今年のロカルノ映画祭では、アニメ映画「火垂るの墓」などで知られる高畑勲監督(73)も名誉豹賞を受けている。