2009年5月22日 『アニメーター実態調査シンポジウム2009』を無事に、 一つの形として纏められた事は非常に素晴らしいと思う。 当日、深夜に伝えられたNHKの『ニュース』は国内の一般の方たちにも、 海外のアニメファンにもショッキングだったようだが…。 このシンポジュームと報道で語られた内容だけでは、アニメ業界で起こっている「現在の事象」は理解できないかと思うので これから解りやすく解説してみたいと思う。 まず、アニメ産業全体が貧しいわけでない事は、多くの作品が世界で重要なコンテンツとして認知され、数十兆円規模の市場に成っている事を考えれば、想像に難くないだろう。 ではなぜ、制作現場のアニメーターがこれ程までに貧しいのか? よく言われるのは「代理店やTV局が中間搾取しすぎているから」 たしかにここも問題点かもしれない。 しかし、この部分の実状は正確に把握出来ていないので、解ったような事を