印刷 講談社は2日、北京で記者会見を開き、中国の広西出版伝媒集団有限公司とマンガ、アニメの分野で提携を進めていくと発表した。共同出資で中国に合弁企業を設立、来年3月に中国で月刊マンガ誌を創刊する。将来的には、単行本の出版や映像作品の制作、キャラクター商品の開発にも着手する。 講談社の野間省伸社長は会見で「中国で成長を続けるマンガという文化を、今回の提携によって、なおいっそう高めていきたい」と語った。 日本の出版社では、昨年7月、角川グループホールディングスが湖南出版集団と合弁企業を設立している。業界最大手の講談社が、ドル箱のマンガ分野で中国に本格進出を果たしたことで、今後は他の出版社にも追随する動きが出てきそうだ。