「カジノによってパチンコ業界が潰れる? よく聞くけど、それはないよ」 こう言い放つのは、東京都内のパチンコ店チェーンでマネージャーを務めるA氏である。 「今のパチンコって、頭を使わなくなっているじゃないですか。もっといえば、メーカーが『頭を使わなくさせている』んですよ。たとえば、いまだにリーチがかかると台をドンドン叩く人がいますよね。おばさんに多いのですが、『叩いたらスーパーリーチに発展する』と思い込んでいるわけです。それがパチンコのメインの客層であり、メーカーのターゲットなんですよ」(A氏) 昔のパチンコ店には“プロ”と称される常連客が必ずいた。彼らは、いわゆる“羽根モノ”や“一発台”と呼ばれる台の釘を読み、「開いた」「閉じた」をチェックして日銭を稼いでいた。しかし、今のパチンコ店には釘を見る客など、ほぼいない。毎回、機械が抽選で当たり外れを決めているという当たり前のことすらわからない客
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