2015年12月、入社してわずか9ヶ月の電通の女性社員が、職場での精神的ストレスを苦に自殺。2016年9月には労災認定もされました。この事件、とくに2016年末には大きくニュースに取り上げられたので、記憶に新しい方も多いことでしょう。 月100時間以上にも及ぶ長時間労働に加えて、上司からの嫌がらせを受けていたという彼女の一件を受け、「長時間労働」に強く反対する流れがいま日本で起こっています。 この事件を重く受け止めた厚生労働省は2016年12月末、「過労死等ゼロ」緊急対策を打ち出して企業へ注意喚起をおこないましたが、果たしてこれで本当に過労死を防ぐことはできるのでしょうか? 従業員の過労死・過労自殺を防ぐために、企業は何をできるのか。過労死の現状について押さえながら見ていきましょう。 年間500件近い、「過労死」「過労自殺」の労災請求 過労による死には、身体的負荷による「過労死」と精神的負
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