はじめに DataAccessObjectパターンによる開発でDAOジェネレータを使うケースが増えてきました。DAOジェネレータを使う目的は開発コストの削減です。しかし、リリースを急ぐプロジェクトはDAOジェネレータの使用方法をメンバに十分理解させないうちに開発を始めてしまいます。 Hibernateのような高度なO/RマッピングフレームワークであればOO(オブジェクト指向)およびRDB(関係データベース)に関する高度な知識が必要となります。ところが、平均的な技術者にそのような知識はありません。本来であれば、開発工数を削ってでも彼らの理解を確保するための教育をしなければなりませんが、予算と納期といった制約上の理由からそれがされないのが現状です。 DAOジェネレータは知識のある技術者にとっては便利でも、そうでない技術者にとっては学習コストのかかる厄介な代物であることを管理者は理解すべき