ファイルやディレクトリのアクセス権を変更するには、chmodコマンドを使用します。 「6 アクセス権の変更」では、記号表記によるアクセス権の変更方法を紹介しました。 ここでは数値によるアクセス権の変更方法を紹介します。 「5 アクセス権の数値表記」にあるように、アクセス権は数値で表現することができ、chmodコマンドの引数に変更したいアクセス権の数値を直接指定することで、そのアクセス権に変更できます。 下の例では、ファイル「a.txt」のアクセス権を「777」(rwxrwxrwx)に変更しています。 ・アクセス権の数値による変更では、記号による変更とは異なり、特定のユーザーに特定の権限を追加するといった指定の仕方はできません。例えば「所有者」に「実行権」を追加する場合は「chmod u+x test.txt」のように記号を使います。