それは、乗車時にどこまで行くのか決めなくてよくなったことだ。 切符だと、目的地を決めてそこまでの切符を予め買っておく必要があるが、ICカードなら到着時に精算であり、その必要は無い。 ICカードだと、いわば、目的地に関する「シュレディンガーの猫」状態が味わえるのだ。 私は電車乗るの大好き人間だが、乗車時にどこどこまで行くと決めておかなくても、 気が向いたらどこまでも乗れる自由さが、ICカード化による乗車側の最大のメリットだと思う。 今日もふらっと、銚子まで向かっている。 夏のような暖かさが窓際から差し込んで、心地よい。