経営しているジムで指導する戸井田カツヤ(写真右端)。これまでの格闘技ジムとは違い、練習中でも会員の笑顔が絶えない、楽しい雰囲気作りに努めている。 “格闘技で飯を食う”とは、大会を主催したり、ファイトマネーで生活することだけとは限らない。ジム経営も、格闘技にまつわる重要なビジネスだ。 修斗で世界タイトルマッチを経験、寝技世界一決定トーナメントとして知られるアブダビ・コンバット世界大会にも出場した日本屈指の寝技師・トイカツこと戸井田カツヤ。彼は選手として以上に、ジム経営ビジネスにおいて成功を収めている。 空き時間のレッスンから8軒のジム経営者へ。 現在、彼が経営する『トイカツ道場』は、東京・中野を中心に西日暮里、高田馬場、六本木、埼玉・新座、故郷の長野のほか、レンタルスペースなども合わせると計8店舗。初めてジム経営に携わったのは10年ほど前、彼が所属する和術慧舟會で、空き時間を間借りしての週1