No.35「倒すべき敵」 搾取構造の悪の根源ってのは実は無いのかもしれない・・・ 神山:「一番血を流したところが正当な報酬を得られない。こんな構造はブッ壊すんだよ」って、石川さんは闘ってきていると思うんですよ。でも、これも一夜にしては壊れないんです。でね、僕も一応一個人として、これまで企画を提出するという経過の中で、いったい何処までがインチキで何処まで行けば倒すべき相手なのかを結構見たんですよ。最初はね、「現場の演出が悪いんじゃないか?」「いやいや、どうも演出はこっち側だ」と。「じゃぁ監督だろう。監督が倒すべき相手に違いない」「いや、どうも監督もこっち側だなー」・・・。となると、「プロデューサー?いや、プロデューサーなんかもっとこっちだなぁ」。だとすると、「外部のスポンサーと呼ばれている人間が悪に違いない。そこまでとりあえず行って見ようか」と。で、行って見たらそれほど悪党でもなかった、みた