北で重大政変、金正日義弟が権力掌握…軍強硬派失脚か 北朝鮮で先週、重大政変が起きたとの情報を夕刊フジが入手した。金正日総書記の重病を受け、次男を後継に推していた軍強硬派トップが失脚。中国寄りで長男、正男氏(37)=写真右=を支持する義弟が権力を掌握したという。中国も軍クーデターに備え、中朝国境に部隊を展開したとの情報もある。金総書記が依然、公の場に姿を見せないなか、政権内部で何が起きているのか。 「次男、正哲氏を担ぐ軍強硬派の李済剛氏が飛ばされ、金総書記の義弟の張成沢氏=同左下=が昇進する人事が行われた」。中朝関係者が21日までに、夕刊フジに北の権力中枢を決定付ける重大政変の情報を明らかにした。 李氏は総書記の夫人、故高英姫女史=2004年に死去=と手を組み、正哲氏の後継擁立に動いてきたとされる。高女史死後も軍への影響力を背景にことあるごとに正哲氏の擁立を画策してきたが、先週になって突然、