ブルートレインの愛称で知られ、昨年3月に引退したJR寝台特急「なは」(京都-熊本間)の車両が簡易宿泊施設のライダーハウスに生まれ変わり、鹿児島県阿久根市の肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅の敷地内で25日にオープンする。 同市のNPO法人「Big up(ビゴップ)」が廃止された「なは」の車両2両を購入。「あくねツーリングSTAYtion」と名付け、宿泊用の1両には寝台をそのまま活用した2人部屋を11室用意。もう1両は交流スペースにする。敷地内にオートバイの駐輪場を併設。ライダーのほか、鉄道利用の旅行者らも受け入れ、1人1泊1500~2000円。 同法人の大友恵子理事長は「ブルトレは日本が元気だった時代の象徴で、さまざまな思い出を共有できる乗り物。大切に残し、旅行者と地元住民の交流拠点にしていきたい」と話している。