(CNN) 米フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件を受け、リック・スコット州知事は9日、銃購入の最低年齢引き上げなどを盛り込んだ銃規制法案に署名し、法律を成立させた。これに対し、全米ライフル協会(NRA)は直ちに同州を提訴した。 フロリダ州での銃規制法の成立は2月14日に起きた乱射事件後初。法律は現場となった高校の名前を取り、「マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校公共安全法」と名付けられた。銃購入の最低年齢を18歳から21歳に引き上げるなど規制を強化する一方、一部の教師の武装を認める内容となっている。 遺族に囲まれたスコット知事は、今回の高校乱射や2016年にオーランドのナイトクラブで起きた乱射などを受け、州内に悲しみが広まったことに言及。「州知事として経験した最も厳しい仕事は我が子をなくした親にかける言葉を見つけることだ」「かけるべき言葉はない」と述べた。 これに対しNRAは、最低年齢