金融機関の注意喚起を装ったメールでユーザーをだまして電話をかけさせ、暗証番号をだまし取る手口が見つかった。 金融機関のフィッシング詐欺に関する注意喚起に便乗してユーザーをだまし、電話で暗証番号を聞き出そうとする「音声フィッシング」(ビッシング)の手口が見つかったとして、英Sophosが注意を呼びかけている。 今回の手口では、小規模金融機関Kessler Federal(KFCU)のサイトに、フィッシング詐欺について注意を促す告知が掲載されたことを利用。詐欺メールにこの内容を記載してユーザーの不安をあおり、「安全のためあなたの口座を一時的に停止しました。この問題を解決するため、KFCUにご連絡ください」として、文末に記載されたフリーダイヤル番号に電話するよう促している。 問題のメールはKFCUの公式ページへのリンクや通報用の正規アドレスまで掲載してもっともらしく見せかけてあり、末尾に記載され