ドイツ勢vs.スペイン勢の組み合わせとなったチャンピオンズリーグ(CL)準決勝は衝撃的な結果に終わった。まず23日、バルセロナをホームに迎えたバイエルンは、ここ数年世界のサッカー界をリードしてきたチームを全く寄せ付けず、4−0と圧勝。リオネル・メッシが負傷明けにより本調子でなかったとはいえ、さすがにここまでの大差を予測した人はいなかったはずだ。 さらに翌24日、今度はドルトムントがロベルト・レバンドフスキーの4ゴールを挙げる活躍により、レアル・マドリーを4−1と粉砕。グループリーグでレアル・マドリーに1勝1分けと勝ち越したものの、「準決勝では経験に勝るスペイン王者が有利」との見方で占められていた。それだけに、ドルトムントの大勝は驚きを持って全世界に伝えられた。 ドイツの『キッカー』紙は「バイエルンの祭りから、ドルトムントの祭りへ」と銘打ち、2夜連続で現代サッカーの2大巨頭、バルセロナとレア