保護者の負担感などから、あり方が議論される学校のPTA。その業務を代行する業者が出てきている。忙しい保護者が、PTAの会合に参加できないときに利用。自腹で代理を立ててでも「参加」しようとする状況が生まれている。 「PTAの打ち合わせに代理で出席してほしい」。首都圏や近畿など10都府県で各種の代行サービスを展開する生活支援サービス会社「クラッシー」(本社・徳島市)に昨年11月、こんな依頼が寄せられた。 依頼主は、大阪府北部の40代女性。子どもが通う小学校のPTA役員だったが、フルタイムの共働きなので、行事に向けた打ち合わせで都合が合わない日があったという。 同社に2回の打ち合わせへの代理出席を依頼。後日、出席したスタッフが議論の内容をまとめた報告書を渡した。料金は、計10時間の代理出席に報告書の作成代を加え、約6万3千円。女性は「助かりました」と話したという。 同社には、2014年ごろか…