2018年7月4日のブックマーク (1件)

  • 赤いカーディガン - おんなのはきだめ

    初めてできた年上の友達は、14歳年上の女の人だった。 小学生から中学生にかけて住んでいたマンションは、坂のてっぺんに立っていた。その隣には大きな緑化公園があった。池や広い芝生が広がっており、週末になると多くの家族やランニングをする人、釣りを楽しむ人が集まった。 その公園からはマンションの裏側から行けることができた。マンションの横には小さな林があり、そこを抜けていくと公園の脇にでるのだった。マンションに住んでいる子どもたちの間ではそこの抜け道はみんな知っている道で、みんなで遊ぶとなるとこぞってその抜け道の前に集合し、公園に駆け抜けて行くのだった。 小さい頃から1人が好きな子どもだった。小学生の時は近所の子どもたちと毎日のように遊んでいたが、中学は地元の中学ではなく家からかなり離れた中高一貫の私立に入学したため、近所の子どもと遊ぶことはだんだん少なくなっていた。ましてや、公園で遊ぶことなどはな

    赤いカーディガン - おんなのはきだめ
    ri_3
    ri_3 2018/07/04
    小説のように読み進めました。読み終わった後に不思議な感覚に陥る…