フランスにはいわゆる「ショートケーキ」がないんです。 えっ、と驚かれるかもしれませんが、いちごのケーキといえばこちら「フレジェ」。 フランス語で「いちご」の意味。いまのように、苺が一年中出回っていなかった時代、フレジェはまさに、フランスに春を告げるスイーツでした。 日本の「ショートケーキ」が生クリームを使うのに対し「フレジェ」はカスタードやバタークリームを混ぜ合わせた「ムースリーヌ」という濃厚なクリームが特徴です。 さくらんぼのブランデー、キルシュの香り漂う、オトナスイーツなんですね。 春の訪れ。日本で活躍中のパティシエさんによる「kotorio注目のフレジエ」をまとめてみました。 1)サブのお取り寄せブログでも何度かご紹介済み、千歳烏山の「ラ・ヴィエイユ・フランス」さん。 昨秋10周年を迎え、ますます腕に磨きのかかる木村シェフ。パリ仕込みの伝統菓子といえばまずこのお店です。 特徴はしっか