「自分の目で見たんだから間違いない」 「この目で見るまでは信じられなかったよ」 皆さんは、このような言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。超常現象などの目撃証言でも、こうした言葉を「自分の目で見たこと」=「絶対確かなこと」という意味で語る人は多いです。 しかし人間が見ている視覚映像というものは、現実をありのままにとらえているのではなく、実は脳というフィルターを通してとらえたものになっている、ということは意外と知られていません。 そこでこのページでは、実際に起こる錯視の例を紹介し、人間が脳というフィルターを通してものをとらえていることを実感していただけるようにしました。 驚異の錯視図形 まずは下の図形をご覧ください。 一見すると、何の変哲もない普通の図形に見えます。ところが、実はこの図形、驚くべきことにAのマスとBのマスが同じ色なのです。 いやいやいや……そんなわけはない? でも本当に