この項目では、生理現象および症候について説明しています。平野啓一郎の小説『くしゃみ』については「滴り落ちる時計たちの波紋」を、ともさかりえの楽曲については「くしゃみ (曲)」をご覧ください。 くしゃみ シャドーグラフ(英語版)によるサージカルマスク、N95マスクなどを付けた場合のエアロゾル視覚化比較 くしゃみ(嚔、英: sneeze)とは、一回ないし数回痙攣状の吸気を行った後に強い呼気をされること[1]。くしゃみ反応は不随意運動であり「自力で抑制」することはできない。 くしゃみの基本的な機能は二つある。一つは、体温を上げるための生理現象である。人は、吸気があっても、吐気で鼻腔(鼻の穴)内の体温を保とうとするが、鼻腔内の体温が著しく下がったとき、鼻腔内の知覚神経は脳に体を振動させて体温を上げる命令を出す。これがくしゃみである。二つめは、鼻腔内の埃、異物を体外に排出するための噴出機能である。