何事もケタ外れの国では、高度経済成長に伴う歪みもケタ外れです。 1980年代からGuiyu(グイユ)のような中国の都市では海外から受け入れた電子廃棄物を解体、処理しています。海外の諸国によっては安く処理できてありがたい話ですが、現地で処理にあたる住民が高いツケを払うはめになってしまっています。 具体的には「パソコンの基盤から金属成分を取り出す」「不法投棄された廃棄物や残留物を川などに捨てる」などの行為により、グイユの井戸水や地下水はそのままでは飲む事ができないほど有害な状態に。現地の子供が鉛中毒になっている確率が69%に達するという数字も出ています。