東芝は2月19日、同日に行われた取締役会でHD DVD事業の終了を決定、発表した(HD DVD事業終息、東芝が宣言)。 「事業立ち上げ以来、慎重な判断をしてきたが、年度あけから早急な判断を求められる事態が生じてしまった。(HD DVD事業を終息させることは)パートナー企業に対しても苦渋の決断。自社への影響のみならず、複数規格が併存することによる消費者の混乱を収束させるために今回の決断とした」(同社 代表取締役社長 西田厚聰氏) HD DVD事業の撤退に際して、消費者対応を行うコールセンターを強化するほか、8年間は関連部品を保存してサポートを行う。同社はHD DVDディスクの製造を行っていないが、ブランクメディアを一般ユーザーが一定期間入手できるよう、ディスク製造メーカーと協議するほか、同社直販サイトでのメディア販売も視野に入れるという。 「HD DVD製品が引き続き使えるかという問い合わせ