あらかじめ設定された為替レートで外貨を売ることが出来る権利を「プットオプション」、あらかじめ設定された為替レートで外貨を買うことが出来る権利を「コールオプション」といいます。通常、プットオプション、コールオプションは、一定の期間内だけ、例えば2ヶ月間、だけの権利の行使(外貨の売り、買い)を行うことができ、その期間を過ぎるとすべての権利が消滅してしまいます。 円高が予想されるときは、外貨預金や外貨建て投資信託への投資はリスクが高く、また、保有している外貨建て金融商品の円貨での価値の目減りに対しては、実際に外貨を円に戻す(保有している外貨を売る)しか為替リスクをヘッジすることが出来ませんでした。しかし、「プットオプション」を購入すれば、外貨資産を保有している時に円高になって外貨資産が目減りしても、購入したプットオプションを行使、もしくは売却することにより、その目減り分をカバーすることが出来ます